2014年12月10日

「ナショナリズムを巡る感情」・・『国家と神とマルクス』佐藤優 より

啓蒙主義時代以降、宗教は人間の生き死にの原理でなくなりつつある。

世俗化した世の中では、かつては宗教が専管的に担っていた超越性が、
国家に吸収されやすくなる。

私は、外交という「国家の利益を体現するという建前で行う仕事」をしていたから、
外国国家機関の面倒な連中とぶつかって殴られたりすると、
「今に見ていろ」という気持ちになる。

周囲にいた、自国家、自民族のために命を捧げたリトアニアとかアゼルバイジャン
の若者を見ると「清々しい」と感じるんです。

こういうナショナリズムを巡る感情を、私は否定できないんです。



Posted by hamasan at 05:04│Comments(0)読書
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。